平成17年4月1日以降開始年度については減損会計が完全実施されます。
減損会計の適用については次のフローで行われます。
T.資産のグルーピング
店舗・工場などの資産と対応して継続的に収支の把握がなされている単位を把握してグルーピングする。
U.減損の兆候の把握
- 営業活動から生じる損益又はキャッシュフローが継続してマイナス(見込を含む)
- 使用範囲又は方法について回収可能額を著しく低下させる変化が生じた(見込を含む)
- 経営環境の著しい悪化
- 市場価格の著しい下落(少なくとも50%程度以上下落)
V.減損損失の認識の判定
割引前将来キャッシュフローの総額が帳簿価格を下回る。
W.減損損失の測定
回収可能額を査定し、帳簿価格との差額を減損損失とし、損益計算書に計上する。
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回収可能額とは正味売却価格と使用価値のいずれか大きい額。 |
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正味売却価格とは資産または資産グループの時価から処分費用見込額を控除した額。 |
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使用価値とは資産又は資産グループの継続使用と使用後の処分によって生ずる将来キャッシュフローの現在価値 |
以上のフローの中で、弊社がお手伝いできる業務は不動産についての以下の業務です。
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上記フロー「U.の4.」の兆候の把握における、不動産の市場価値の査定(鑑定評価ではなく、概算価格調査)
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「V」の割引前将来キャッシュフローの算定における、資産又は資産グループの経済的残存耐用年数終了時点の正味売却価格の査定のための時価の評価(鑑定評価)
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「W」減損損失の測定における正味売却価格の査定のための時価の評価(鑑定評価)
料金:@の概算価格調査は7万円/物件 〜
A・Bの鑑定評価は14.5万円/物件 〜
物件の規模・種類・件数によってお見積もりを致します。
期間:物件の所在地、件数にもよりますが、関東周辺、10物件で、1ヶ月程度で可能です。
物件の所在地は全国どこでも可能です。件数が多い場合でも弊社ネットワークにて対応可能です。 |